交通系icカードの相互利用. 定期入れから出さずに、PASMOを改札機の読み取り部にタッチするだけでご利用いただけます。 PASMOとSuicaを同じ定期入れ等に入れて改札機にタッチすることはできません。ICカードは1枚でご利用ください。 特徴2 乗り越しも、改札機の自動精算でスムーズです 子供用(小学生)のパスモ(pasmo)を大人用に切り替え(切替・変更)した際の実録として残しておきます。pasmo(パスモ)は、交通乗車icカードとして、首都圏・関東の私鉄事業者や路線バスを中心に導入されている交通系icカードです。 iPhone7以降をお持ちの方はApplePayでSuica定期券が使えるのでおすすめ, なぜクレジットカード支払いするだけでポイント貰えるの?年会費無料でもカード会社が儲かる仕組みを解説!, ペイペイはヤフーカードじゃないとチャージできない?クレジットカード登録する方法とメリット. pasmoの特徴. 一体型pasmo. 入社入学、進学だけでなく、仕事場が変わったり、学校の利用キャンパスが変わったり、様々な理由で今まさにSuica定期券の購入を考えているあなたのために、Suica定期券のメリットでデメリットをご紹介します。, 購入方法や紛失時の対応など、基本的な内容もまとめているので、Suica定期券を購入する前に一度、確認してみて下さい。, インターネットでも申込み受付をしている「ネットde定期」というサービスもありますが、ネットで申し込んだ後、結果的には券売機やみどりの窓口で受け取らなければなりません。, 定期券には種類があり、大人用・子供用など、利用者や用途によって販売場所も限定されるので、以下の表を確認してみて下さい。, 窓口で定期券購入の申込書ももらえますが、記入用のデスクなどに申込書がある場合は、先に記入してから窓口に並ぶとスムーズです。, 記名式Suicaを持っている場合、後から定期券機能を追加する事もできますが、無記名Suicaではそれに対応していません。, Suica定期券を購入する際、個人情報入力を間違えて登録してしまうと、盗難・紛失時に再発行してもらえない可能性があります。, もはや定期券を持っている人のほとんどがSuica定期券なのではないかと感じられる時代ですが、Suica定期券が発売される前に主流だった磁気定期券も、JR東日本では購入する事ができます。, Suica定期券は、サイフやパスケースに定期券を入れたままでも、かざせば改札を通る事ができます。, 長年、磁気定期券を使って慣れてしまえば、どうってことない動作かもしれませんが、一度Suica定期券を使ってしまうと、その便利さに驚かされます。, 私の祖母も初めてSuicaを使った時に、スムーズに通れ過ぎて「これでお金払えてるの?大丈夫なの?こんなスーッと通っちゃっていいの?!」と驚き過ぎて慌てふためいていました事が忘れられません。, 他にも磁気定期券とSuica定期券の違いはありますので、次の章でSuica定期券のメリットとしてご紹介しましょう。, Suica定期券を1枚持っていれば、定期としてだけではなく、電子マネーSuicaとしてチャージして使う事ができます。, これによって、例えば定期区間を越えていつもと違う駅で降りよう!となった時、通常ならば乗り越し精算として追加運賃を支払わなければならないところ、自動的に改札でチャージ分から運賃が差し引かれます。, 改札を出る直前にある「のりこし精算機」に立ち寄る必要がなく、スムーズな乗り降りができます。, これも、発行する際に個人情報を入力しており、チャージされている金額もJR東日本側で把握されている為、紛失前を同じチャージ額を、新しいSuicaに戻すことができます。, ただし、もし悪用されてSuicaを利用されてしまったらチャージ残高は減ってしまうので、失くした事に気付いたらすぐに対処しましょう。, 定期券としてだけでなく、電子マネーSuicaとしても役割も持つSuica定期券は、チャージさえしていればコンビニやスーパーでお買い物もできます。, 「ちょっとジュース買ってから電車に乗ろう」とか、「帰宅前に電池だけ買わなきゃ」なんて、ちょっと小銭が必要という時にも、Suica定期券をかざすだけでお買い物できます。, Suica支払い可能店舗も多くなってきているので、電車利用のついでのお買い物に便利です。, Suica定期券の大きな特徴として、磁気定期券にはなかったデポジットというお金がかかります。, もしSuica定期券が不要になった時、駅の窓口にカード返却手続きをすれば、デポジット500円分は返金されるので、そこまでデメリットとは言わないかもしれません。, 盗難・紛失については後ほど詳しくご説明しますが、再発行には手数料も約500円かかる為。一度失くしてしまうと、手数料+戻ってこないデポジット=約1000円の出費になります。, また、再発行のSuica定期券に対して新たに500円のデポジットがかかるので、実際の出費は1500円ほどに。, そんな時に、特に券売機で時間のかかるSuica定期券を購入していると、並んでいる人に申し訳ない気持ちになります。, 間違えると再発行ができないので、アタフタしないようにできるだけ空いている時間帯やみどりの窓口を利用したり、事前手続きできるネットde定期を活用すると良いでしょう。, Suicaを初めて購入する時、よく分からないので簡単に発行できる無記名Suicaを選択した方も多いのではないでしょうか。, 実は私もそのひとりで、最初は無記名Suicaを使っていましたが、あとから定期券機能を付けられるのは、個人情報が入力してある記名式Suicaだという事を学びました。, そんなの新しいカードをまた発行すればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、無記名Suicaにチャージしてある残高を、Suica定期券に移行する事ができないのです。, これによって、一時期SuicaとSuica定期券を2枚持ち歩くという面倒な状況になってしまいました。, Suica定期券には、大人・こども用という違いだけでなく、新幹線用などの種類があります。, どの定期券も、毎日JRを利用した生活を送っていれば、普通に切符を買ったりSuicaで改札を通るより、安く購入できます。, Suica定期券のメリットは、失くした時のままのSuica残高の状態で、再発行できるという点です。, ただし、再発行手続きの開始前にチャージ残高を悪用されてしまっていては、お金が戻ってこないので、定期がない!と思っても、焦らずまずは再発行手続きを行いましょう。, ちなみに、盗難に遭ったり紛失してから、新しい定期券が手元に来るまで、2日以上はかかる事は覚えておいて下さい。, 申請した翌日以降に新しいカードが発行されますが、時間帯や時期によっては、翌々日になる事もあるので、窓口で確認して下さい。, Suica定期券でスマートな移動はできるようになりましたが、更にスマートなのがiPhoneのApplePayを利用したSuica定期券の使い方です。, iPhone7以降の機種には、iPhoneをかざすだけで支払いができる機能がついています。, これを活用すれば、カードを持たずに、いつも持ち歩いているiPhoneだけで通勤・通学ができます。, ApplePayでのSuica定期券も、カード版と同じく利用開始日の2週間前から購入できます。, 購入方法はクレジットカードでの引き落としとなり、アプリ利用前に会員登録が必要です。, Suica定期購入前に、ApplePayでSuicaを利用している場合は、そのSuicaに定期券機能を追加できるので、定期券利用手続きが簡単になります。, 詳しく調べてみると、毎日電車に乗るなら、無記名Suicaや記名式SuicaよりもSuica定期券を購入した方が便利でお得だと言う事はよく分かりました。, 無記名Suicaと違い、再発行もできるので、失くしてもすぐに対応すれば、定期券にチャージした残高も戻ってきます。, 電車やバスに利用率がどれくらいなのか自分自身で把握し、損をしない自分に合ったSuicaを選べるようにしましょう。, 嫁と1歳の娘と暮らす26歳のクレジットカード専門家でポイ活のプロ(自称)。これまでに累計25枚以上のクレカを発行。クレジットカードやポイントサイトを利用した”ポイ活”が大好き。貯めたポイントやマイルを宿泊費や飛行機代に使って完全無料の家族旅行によく行く。, 今月にスマホを買い替えるならdocomoが圧倒的にオトク!!最大33000円以上もらえるキャッシュバックキャンペーン実施中! pasmoバス事業者 ビューカード一体型SuicaはJRの定期券を載せることができるので、このカード型Suicaに3000円程度チャージしておき、定期範囲を超える乗り越しをするときに、改札を通り抜けるときにチャージしておいた金額から差し引けるようにしています。 2017年3月18日(土)発行開始!PASMOとクレジットカード、定期券が一つになった「京王パスポートPASMOカードVISA」が登場!, “サンリオ人気キャラクターが勢ぞろいのオリジナルデザイン&優待特典付き!「PASMO PASSPORT」、9月1日(日)より発売開始”, https://www.pasmo.co.jp/pressrelease/pdf/20190809_PressRelease_PAMOPASSPORT.pdf, 2020年10月6日いよいよ始まるApple Pay™のPASMO~iPhoneやAppleWatchで「PASMO」が使える! Suica定期券を利用するメリットデメリットまとめ メリット1:定期券機能+チャージもできて、乗り越し精算がラク! Suica定期券を1枚持っていれば、定期としてだけではなく、電子マネーSuicaとしてチャージして使う事ができます。 !詳しくはこちら, ドコモのケータイ、ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)につき PASMO、Suica共通注意事項 ・1枚のカードに2社以上のバスIC定期券の情報を記録することはできません。 ・現在お使いの「紙式定期券」の情報をPASMO・Suicaへ移し替えることはできません。 ・ICカード内のSFでは購入できません。 電車やバスなどの交通機関だけではなく買物にも利用できるJR東日本のICカード「Suica(スイカ)」。駅の券売機だけでなくアプリ等を使用したチャージ方法も増えました。クレジットカードでのSuicaチャージ方法とメリットをご紹介します。【三井住友VISAカード】 10%のポイントが毎月溜まる!. カイサツも。カイモノも。スッ!とゴー! 西武鉄道の「pasmoとは」について。きっぷ・pasmoのページでは、きっぷ、定期券、pasmo、だぶるーと、oneだぶる、おトクなきっぷなど西武鉄道をご利用いただくための情報を提供しています。 Business Media 誠:誠 Weekly Access Top10(2007年9月4日〜9月10日):販売再開――PASMOロボットの生みの親、知ってる? pasmo | 山梨交通の公式ウェブサイトです。路線バス、高速バス(山梨・甲府~京都・大阪・名古屋・長野・成田空港・羽田空港・新宿など)、自動車学校、駐車場、サービスエリアなどの事業に関する情報を提供しています。 キャンペーン」を実施し、購入者の中から抽選で550名に5,500円分チャージされたPASMOが当たった。, 2007年(平成19年)上半期に首都圏在住の20 - 34歳の男女の間で流行・話題になったものを表彰する「2007年上半期M1F1グランプリ(M1F1総研/電通・Media Shakers)ではPASMOが男女ともにグランプリを受賞した。受賞の要因には、利便性のみならず、キャラクターや色遣いなどのデザイン面も挙げられた[20]。また、同年末に日経MJが発表した2007年(平成19年)ヒット商品番付で「西の横綱」に選ばれている。, 2008年(平成20年)3月には、発売1周年のポスターが加盟鉄道事業者の駅に掲出され、「PASMO おかげさまで800万枚」のメッセージが表記された。, 2010年(平成22年)11月1日から、東京都内在住で障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)を所持する障害者を対象に発行される紙式の「都営交通無料乗車証」を、PASMOに書き込んで発行できるようになった。ただしPASMO定期券と1枚にまとめることはできない。, 西武鉄道では、キャンペーンやイベント時にプレゼント用として西武鉄道の各駅(小竹向原駅・元加治駅を除く)で1000円分チャージできる「PASMO・Suicaポイント券」が存在した(1ポイント=1円換算、有効期限あり)。また西武鉄道では「SEIBU PASMO ツカイ隊」という男性5人組のPASMO宣伝キャラクターが設定されており、駅構内にキャラクターのイラストが描かれたポスターなどが掲示されている[21]。, 運転免許証とPASMO(Suicaや個人番号カードを含む近距離無線通信のICカード)を同じところに入れると、誘導電流の奪い合いとなり、読み取りエラーが起きる。, 2007年3月18日のサービス開始から1か月足らずで300万枚を売り上げ、在庫が僅少となったため、2007年(平成19年)4月12日から9月9日までPASMO定期券を除き一時発売を停止していた。また、クレジットカードによるオートチャージPASMOも同年4月13日から9月28日まで一時申し込み受付を停止していた。, 当初、株式会社パスモではサービス開始から1年で500万枚の発行を見込んで、サービス開始日の2007年(平成19年)3月18日の段階で400万枚のカードを用意していた。しかし、当初の見込みを大幅に上回るペースでの売れ行きを見せ、23日目の同年4月9日には早々に300万枚を突破した。発行枚数のうち定期券160万枚はほぼ予想通りだったが、非定期券140万枚は想定を100万枚程上回ったという[22]。, そのため、同社は新たなカードを300万枚追加発注したものの、納品が8月以降となるため、在庫が底を突きかねない事態となった。これを受けて同社は同年4月12日の発売分より新たなカードが納品される見込みの同年8月頃までPASMO定期券以外の新規発行を中止することとなった。ただし、バス事業者のうち定期券発行を行わない事業者は現在庫が切れるまで販売を続けていた。販売制限開始後も定期券が1か月間で新規50万枚以上が発行され、累計発行枚数も380万枚を突破していた[22]。また、オートチャージ対応カードの新規受付も4月13日の受付分をもって一時的に中止されたが、対応クレジットカード自体の受付はその後も継続されていた。, この件を受けて、PASMOの代わりとしてSuicaがにわか需要が生じることが予想されていたが、Suica陣営では「在庫を3か月分は確保しており、多少需要が増えたとしても同様の事態に陥ることはない」とした。また、パスネットも当時継続発売していたため、パスネットを購入する人もいたという。, パスモが今回の販売制限を受けて実施した利用者アンケートによれば、75%がSuicaも所持しており、その半数が使い分けのため、残り半分が同カードとの相互利用を知らなかったため、と回答している。この結果、相互利用についての周知不足や併用者・完全移行者のニーズを見誤っていた実態が明らかとなった。また、前記の「2007年上半期M1F1グランプリ」では、単純に機能だけを求める購入層ばかりではなかったことも示された。, 2007年(平成19年)8月7日には制限解除についてのプレスリリースが出され、以下の発表がなされた。, これらと並行して、新たに200万枚のPASMOカードを用意したほか、その後も毎月100万枚ずつ追加することになった。またこれらと並行して、Suicaと相互利用できることの周知徹底を目的としたポスター「じつは、1枚でいける。」の掲示や、リーフレットの配布なども行われた。その後も両者が相互利用できることを告知する共同ポスターの製作や掲示が時折行われている。また、JR東日本の東京都内や周辺駅の自動券売機や自動精算機などにSuicaとPASMOのロゴが併記されるようになった[23]。ただし、現在でも、首都圏以外の地域での利用範囲(この点については今後変わる見込みである。前述の「ICカード乗車券10種類 相互利用開始へ」を参照)や定期券にできる区間・定期券を購入できる駅、紛失時の再発行場所などの違いはある。, 販売再開後は再び順調に発行枚数を伸ばしており、9月23日には初年度の達成目標だった500万枚に、約半年、実質的な販売期間は5週間程度で早々に到達した。しかしこの時点では、記名PASMOと無記名PASMOの発売箇所が縮小されていたため、実際の各駅での発売再開日は、事業者により異なることになった。, PASMOの公式ウェブサイトで「ご利用可能交通機関」として掲出してある事業者[2]による。なお、ここにない事業者でも、電子マネー決済により乗車券類を購入可能な事業者がある(後述)。, パスネット加盟社局でも導入未定の事業者があり、また導入されていない路線もある。◇印はSuicaおよびパスネットが導入されていなかった事業者。五十音順に掲載。, 注:高速バス、コミュニティバスなどでは利用できない場合がある。また、PASMO定期券を導入していない事業者もある[29]。, PASMOのサービス開始と同時に、JR東日本のSuicaとの間では相互利用が行われ、東京モノレール・東京臨海高速鉄道・埼玉新都市交通など、Suica加盟事業者の利用エリアのうち、首都圏エリアの鉄道やバスでPASMOが利用できるようになった。また、Suicaとの間では独自サービスも共通利用できる仕組みとなっていた。2008年(平成20年)3月29日からは、仙台・新潟都市圏の各Suicaエリア内の鉄道線でも利用可能となり、Suica全エリア鉄道線における相互利用が開始された。なお仙台空港鉄道各駅では、当初は自動改札機がPASMOに対応していなかったため、2009年(平成21年)3月13日まで改札窓口で入出場処理を行っていた。, 2001年のSuicaの利用開始を皮切りに、大都市圏のJRや私鉄グループがそれぞれに交通系ICカードを導入し、利便性の観点から相互利用も進んでいたが、おおむね同一エリアのJRと私鉄グループ間か、他エリアのJR相互間に留まっていた。交通系ICカードの全国相互利用について、加盟各社による協議会では2009年(平成21年)2月当時は「検討中」としていた。経営体力のある大手事業者を中心に相互利用拡大を求める意見が台頭した一方、小規模経営のバス会社からは維持費の負担が増加することや費用対効果の面から反対意見があり、結論は未定であった[30]。, その後、PASMO協議会 (PASMO) と北海道旅客鉄道(JR北海道、Kitaca)、東日本旅客鉄道(JR東日本、Suica)、東海旅客鉄道(JR東海、TOICA)、西日本旅客鉄道(JR西日本、ICOCA)、九州旅客鉄道(JR九州、SUGOCA)、名古屋市交通局・名古屋鉄道(manaca/2011年(平成23年)2月11日導入)、スルッとKANSAI協議会(PiTaPa)、福岡市交通局(はやかけん)、西日本鉄道 (nimoca) が、それぞれが発行するICカード乗車券の相互利用開始の検討を始め、2010年(平成22年)に検討会を立ち上げた[31]。, その結果、2013年(平成25年)3月23日より、上記の交通事業者との相互利用実施が決定した。全国でのIC乗車券相互利用開始にあたり、全国相互利用サービスのシンボルマークが併せて制定され、「IC」を図案化したマークが制定された[32][33][34]。なお、2013年(平成25年)3月23日からの10種の交通系ICカード全国相互利用開始の際、記念PASMOカードは発売されなかった。他社から発売され全国相互利用記念カード(計8種類)には、PASMOのロボットのイラストが描かれている。, またこの際に都内の地下鉄駅などに掲出された「日本を1枚で」と題したPASMO協議会による告知ポスターに、「一部事業者では使用できない場合があります」との記載があり、PASMO加盟事業者の鉄道においては、関東鉄道(鉄道のみ)・千葉都市モノレールの2社が参加していない[35]。ただし、これらの事業者が発行するPASMOは他のICカード同様に利用できる。また、かつては多摩都市モノレール、横浜シーサイドライン(PASMO)も上記に含まれたが2017年4月1日以降、全国相互利用サービスにも対応した。, 10種の交通系ICカード全国相互利用サービスを片利用扱いで利用できるエリアも順次拡大しており、, 「首都圏をはじめ全国の鉄道・バスでご利用いただけます」[2]と説明されることが多いPASMOであるが、関東地方にもPASMOが利用できない事業者が存在する。東京通勤圏でもSuicaを含めたICカード完全導入は達成されておらず、首都・東京都23区でさえバスには未導入事業者が存在している。以下は主な事業者の一覧。, 新規参入事業者が多い。一部では独自の乗車カードを導入したり、電子マネー決済が可能な事業者もある。, PASMOは、基本的に自動改札機の読み取り部(一部鉄道事業者では専用改札機も設置)やバス運賃箱のIC読み取り装置などに1秒程度タッチするだけで通過することができるが、タッチが不完全であったり、2枚以上のICカードを重ねてタッチするとエラーを起こすこともある。開発当初はIC読み取り装置を浮かせたまま通り過ぎるのが前提だったため、IC読み取り装置から約半径10cm程度であればタッチしなくても反応する。, なお、Suicaとの相互利用に関する特殊な取扱の詳細は首都圏ICカード相互利用サービスも参照のこと。, PASMOは、加盟事業者のうち鉄道駅にある自動券売機・窓口・定期券売り場やバスの営業所・案内所などで購入できる。鉄道事業者によっては対応路線の全駅で購入可能だったり、バス事業者によっては車内販売(主に1,000円で販売)も行っている。事業者によって購入場所や購入方法が異なる。, PASMO定期券を除く記名PASMOと無記名PASMOの発売額は1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円の6種類である(一部事業者では1,000円から20,000円までの1,000円単位)。発売額にはデポジット500円が含まれており、利用可能額は発売額からそれを減算した額となる。デポジットは運賃や電子マネーの金額に充当することができないが、PASMOが不要になった時に返却される。, なお記名PASMOの場合、鉄道事業者発売のものには名前が記載されるが、バス事業者発売のものには購入後裏面に名前を記入するスペースがあるので、そこに記載しなければならない。ただしカード自体には名前などのデータが記録されている。, 上記の方法で購入した記名PASMOは、2008年(平成20年)3月15日からオートチャージ機能を後から付加することが可能になった。なお、同年3月14日以前は後からオートチャージ機能を付加することができなかった。, オートチャージ機能付きのPASMOを購入するには、オートチャージサービスに対応したクレジットカード会社への申し込みが必要である(クレジットカード一体型PASMOも同様)。ただし、すでに対応クレジットカードを所持している場合はこの限りではない(PASMOのみの申し込み)。その上でクレジットカード発行会社にPASMOオートチャージの申し込みを行う。審査後(PASMOのみの申し込みの場合を除く)、通常約1か月程度でPASMOが郵送され、この時のデポジットが後日申し込んだクレジットカード発行会社より請求される。なお、郵送された時点でのPASMOのチャージ残額は0円である。また、すでに対応クレジットカードと記名PASMOを所持している人が記名PASMOにオートチャージ機能を付加する場合は、前述と同様に対応クレジットカード会社にPASMOオートチャージ機能付加の申し込みを行い、約1か月程度で送付される案内はがきを駅に持参して設定を済ませた上で利用できるようになる。, なお、2007年(平成19年)2月3日の受付開始後に申し込みが殺到したため、1か月では発行ができず、「発行までに6週間から8週間ほど(約1か月半から2か月)期間を要する」との発表があった。, PASMO PASSPORTは、券面は2,000円のみ、デポジットはない(ただしPASMOのデポジットに相当する500円は発行手数料として徴収されるため、利用できる金額はPASMOと同額の1,500円である)[10] 発売場所も成田空港駅・空港第2ビル駅(京成)、羽田空港第3ターミナル駅(京急)などに限定され、窓口でパスポートにより外国人旅行者であることを確認の上で販売する。, PASMOへのチャージ(入金)の方法は、鉄道の場合は、加盟事業者および相互利用事業者の駅にあるICカード対応の自動券売機・自動精算機・簡易入金機(一部事業者のみ)・駅窓口、事務室(同)で1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円の6種類の金額を選んでチャージすることができる。ただし、上限金額は20,000円である。なお、一部事業者では10円単位でチャージすることもできる。, バスの場合は1,000円単位でチャージすることができる。この場合は乗務員に申し出てからPASMOを読み取り部に置き、その次に紙幣を運賃箱の挿入口に入れる。ただし、残額が10,000円を超えている場合はチャージできない。入金できる紙幣にも制限があり、多くの事業者では千円札のみとなっている。また、二千円札以上の紙幣でのチャージが可能な運賃箱を設置している事業者は少なく、箱根登山バス・伊豆箱根バス・神奈川中央交通グループ・西東京バスなど少数である。いずれもつり銭は出て来ない。また、硬貨やバス共通カードなどのカード回数券でのチャージはできない。なお、営業所やバスターミナルの窓口では高額紙幣でチャージできる場合がある。, 他、JR東日本の駅構内にあるNewDays(ICOCAなどを含め、一部の店舗では対応が可能になった)や、コンビニエンスストアのファミリーマート(旧am/pm店舗を含む)・ローソン・セブン-イレブン・ミニストップ、および全国のイオンやマックスバリュなどイオングループ店舗での店頭チャージが可能である。なお、PASMOが導入されている旧am/pmの店舗でもSuicaのチャージは可能である[45]。, チャージ残高が一定額未満となった場合に、登録したクレジットカードを経由して自動的に一定金額をチャージするサービスである。サービス開始時点では残額が2,000円以下の場合、自動的に3,000円分チャージされるようになっている。, 利用できるクレジットカードは、JCB・三井住友カード・三菱UFJニコスの3社が発行する「Pastown(パスタウン)カード」とPASMOに参加する交通事業者系のクレジットカード、全日本空輸のANAカードのうち、東京地下鉄・JCBと提携して発行するANA To Me CARD PASMO JCBのみで、これら以外のクレジットカードは利用できない。PASMO加盟事業者の中には、サービス開始に併せてクレジットカード事業に新規参入したケースもある。, オートチャージされるのはPASMOまたはSuica対応駅の自動改札機を利用した場合である。サービス開始当初は入場時のみチャージされていたが、2018年3月17日からは出場時にも設定金額を下回っていればオートチャージがされるようになった。ただし1ラッチ改札口(乗換専用改札)、バス・路面電車の運賃箱、電子マネー端末、新幹線改札機、オートチャージ未対応の簡易改札機ではオートチャージは行なわれない。なお、仙台・新潟エリアの各駅でも、オートチャージが可能である。一部の事業者にはオートチャージが可能な簡易改札機があり、カードをタッチするモジュールの部分が通常の改札機と同じ青色に点灯しているのが特徴である。, また、本サービスを受けるためのオートチャージ機能付きPASMOはカード会社への申し込み後に送付される専用のカードのみであり、2008年(平成20年)3月14日までは駅発売のものやすでに所持しているPASMOにオートチャージ機能を追加で設定することができなかったが、翌15日から記名PASMOに限りオートチャージを追加できるようになった。, オートチャージ機能付きPASMOを入手する場合は、それに対応するクレジットカード会社に対してPASMOとクレジットカードの両方を申し込み、郵送にて受け取る。ただし、すでに対応クレジットカードを所持している場合はPASMOのみを申し込めばよい。2007年(平成19年)2月3日から申し込み受付を行っている。なお、受け取ったオートチャージ機能付きPASMOは駅窓口などでの手続きにより定期券情報を追加することも可能である。しかし、定期区間内でも設定金額を下回ると、自動チャージされるため注意が必要。また、対応クレジットカードを所持している人で記名PASMOにオートチャージ機能を付加する場合は、対応クレジットカード会社に対してPASMOオートチャージ機能付加の申し込みを行うだけでよい。この場合、約1か月程度で送付される案内はがきを駅窓口に持参して利用開始の手続きを行わなければならない。どちらの方法も、駅窓口などで申し込み用紙を入手し、各クレジットカード会社へ請求する。, さらに、Pastownカード加盟事業者のうち東急・東武・京急・東京地下鉄の4社では「クレジットカード一体型PASMO」の発行を2008年(平成20年)3月15日から開始している。そのため、オートチャージ機能付きPASMOカードを発行予告していた際の募集で入会した新規会員のクレジットカードは、有効期限が2008年(平成20年)3月までとなっていた。Pastownカードを除き、カードの裏面左中央に定期券情報を記録することができる。ただし、PASMO定期券を所持している人がクレジットカード一体型PASMOを申し込み、かつ定期券情報を記録する場合は、いったんPASMO定期券の払い戻し手続きを行ってから申し込みを行い、改めて定期券情報を記録しなければならない。また、申し込みから送付までに約1か月間かかるため、その間は別のPASMO定期券か磁気定期券の1か月ものを購入・利用しなければならない。, 2012年(平成24年)3月1日からは、全日本空輸・東京地下鉄・JCBの3社が提携したANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)の発行を開始している。このカードはANAカード・Tokyo Metro To Me CARDのサービスが同時に受けることが可能となっている。また、SFポイント乗車サービスやメトロポイントをANAのマイルに交換する条件が、通常のTokyo Metro To Me CARDよりも優遇されている。, すでにオートチャージ機能付きPASMOを所持している場合、それと紐付けられたクレジットカードで新たにオートチャージ機能付きPASMOを申し込むことはできない。また、一部のクレジットカード発行事業者では現金専用のポイントカードも発行しているが、このカードでオートチャージ機能付きPASMOを入手することはできない。, オートチャージ機能付きPASMOは、通常の記名PASMOと同様にPASMOのみの払い戻しや対応クレジットカードの解約ができる。対応クレジットカードを解約した場合はPASMOが記名PASMOとして引き続き利用できる。また、支払いカードがPastownカードの場合は払い戻しをもってクレジットカードも自動的に解約となる。また、クレジットカード一体型PASMOでもオートチャージ機能付きPASMOと同様の払い戻しや解約ができるが、クレジットカード機能を解約する場合はクレジットカード会社をその旨を申請後一体型PASMOと公的証明書を駅窓口などへ持参してPASMO機能の移し替え手続きを行わなければならない。この場合、通常のPASMOに交換されるが、デポジットは現金で支払わなければならない。, なお、前述の通りPASMOカードが品薄となったことから、2007年(平成19年)4月13日から9月28日まで一時新規受付を中止していた(Pastownカードおよび新銀行東京を除きクレジットカード自体の申し込みは可能)が、同年9月29日に受付を再開した。, 導入当初は東京都交通局が対応したカードとして「新銀行東京カード」(JCB・ニコスVISAのみ)もオートチャージ対応カードに指定されていたが、同行が2008年(平成20年)2月8日をもって提携キャッシュカードの申し込み受付を終了したため、現在は該当のカードでオートチャージの申し込みを行うことができない。東京都交通局は現在「ToKoPo」でポイントサービスを行っているが、ToKoPoはクレジットカードを介したサービスではないため、オートチャージはできない。, 前述のとおりバスや路面電車利用時はオートチャージの適用外だが、東急電鉄と東急バスでは系列の東急カード会員限定で精算時残高不足になった場合に所定の金額をオートチャージする「ノッテチャージサービス」を実施している。こちらはチャージ残高が精算時に精算金額を下回っていた場合のみ適用され、チャージ金額も1,000円(高速バス・空港連絡バス利用時は3,000円)に固定されている。, PASMOクイックチャージとは、PASMO取扱事業者の駅にある自動券売機で、クレジット決済によるチャージが簡単にできる機能のこと。PASMOクイックチャージは、オートチャージサービスに自動付帯しているサービスである。, 但し、クイックチャージをご利用いただける場所は東急電鉄線各駅の自動券売機のみである[46]。, また、全国相互利用交通系ICカードの中で、クレジットカードによるオートチャージとクイックチャージ両方に対応をしているのは、PASMOの他にnimocaだけである。, PASMOの普及により、2008年(平成22年)1月10日でパスネットの発売が終了し、同年3月14日でパスネットの自動改札機での利用が終了した。このため、翌15日以降残額があるパスネット所持者のためにPASMOへの残額引き継ぎサービスを行っている。実施事業者は22事業者のうち東武鉄道・西武鉄道・京王電鉄・東京急行電鉄・京浜急行電鉄・新京成電鉄・横浜高速鉄道・首都圏新都市鉄道・東京地下鉄・東京都交通局の10事業者である。, このうち、京王電鉄と東京急行電鉄は同月1日から、西武鉄道は5日から先行してサービスを行っている(パスネットを導入していなかった西武多摩川線では残額引き継ぎは行わなかった)。Suicaへの残額の引き継ぎはできない。, パスネット残額の引き継ぎサービスは、2015年(平成27年)3月31日をもって終了した[47]。, 鉄道の場合は出場時に乗車区間の運賃分を一括して引き去る。ただし、従来のパスネットと同様に各鉄道事業者線の初乗り運賃以上の残額がないと入場できない。そのため、自動改札機のディスプレイには入場時に引き去り前の残額とSF(定期)利用が、出場時に引去額(定期利用の時は表示されない)と引き去り後の残額がそれぞれ表示される。また、従来のパスネット適用を含む他の鉄道事業者線との連絡割引についてもPASMOで自動的に適用される。ただし、重複する場合は値引き額が大きい方のみの適用となる。なお、一度に精算できるのは4事業者分までであり、途中一度も改札を通らない場合は圏内で最大6事業者までの連続乗車が可能となるが、運賃計算上5事業者以上になる場合は窓口での精算となる。, SuicaについてもPASMOサービス開始時から前述の方法が適用される。自動改札機が設置されていない駅については簡易ICカード改札機を設置して対応している。Suica事業者であるJR東日本線との連絡改札機が簡易ICカード改札機になっている場合の対Suica事業者間の乗り換えは改札機にタッチする(簡易改札機のためタッチしないでも通り抜けることができる場合があるが、実際の乗車経路と異なる運賃分が減額されることになる)。, 連絡定期券の発売範囲は従来の磁気定期券の発売範囲に加えて多摩都市モノレール・ゆりかもめ・横浜シーサイドラインにも拡大されている。途中改札を通らない経路で定期券が2枚以上になる場合はIC定期券を含んだ組み合わせでは利用できず、従来通り磁気定期券2枚を使用することになる。この場合、IC定期券とパスネットなど他の乗車券類との同時使用での改札機の通過も不可能である。ただし、JR東日本の自動券売機と自動精算機ではイオカードまたはオレンジカードにPASMOを併用しての乗車券の購入または乗り越し精算が一部の駅で可能である。定期券のうちPASMOで発行可能になるのはPASMO加盟事業者間のみのものとPASMO加盟事業者とSuica加盟事業者に跨る連絡定期券に限られている。Suica・PASMOの両事業者間に跨る連絡定期券は基本的にどちらにも発行できるが、種類によっては発売事業者が限られる場合もある。また、発着駅ともSuica加盟事業者社のみとなる定期券をPASMO定期券として発行することはできず、逆も同様である。2008年(平成20年)3月15日から発売範囲が拡大された。, サービス開始当初は、SuicaとPASMOの双方に対応している駅でも、町田駅(JR・小田急)、JR稲田堤駅 - 京王稲田堤駅、新秋津駅(JR) - 秋津駅(西武)、新八柱駅(JR) - 八柱駅(新京成)などで、JR東日本との間で連絡運輸の協定が締結されていなかったため、連絡定期券の乗り継ぎ駅の対象とされていない駅も存在していた。2008年(平成20年)3月15日に連絡定期券の発売範囲が拡大されたことで多くは解消された。, 鉄道での輸送障害が起きた場合の振替輸送については、Suicaと同様に基本的には対象外だが、PASMO定期券の有効期間内で券面表示区間内での乗車に限り受けることができる。切符を買った乗車券では振替輸送が受けられるが、ICカードでのSF乗車の場合についてはパスネットと異なり対象外となる。各鉄道事業者でもその旨、ポスターやリーフレットなどで告知している。, なお、鉄道(路面電車は除く)の利用の場合、クレジットカードつきのものを除いて、これまでは利用によるポイントの類はつかなかった(これはSuicaも同じである)。そのため、回数券などを利用した方が割安になる場合もある。一方で、2011年8月に東京都交通局が「ToKoPo[48]」サービスを、2018年3月には東京地下鉄が「メトポ[49]」サービスを開始するなど、一部では変化も見られる。ただし、還元率は回数券に比べると大幅に低い。, 複数の事業者の路線にまたがる区間を1枚の定期券で発行する「二区間定期券」[50]は、Suicaでは「Suica連絡定期券」として発行可能であるが[50]、PASMOでは下記の一部区間を除いては対応していないため、それ以外の区間でJR線との乗り継ぎ定期を利用する場合はSuicaが必要となる。, 一部の鉄道事業者では企画乗車券(一日乗車券)を手持ちのPASMOに搭載して発売している。, 紙式(磁気式)乗車券と比較して、PASMOに何度も繰り返し搭載できる、自動改札機や運賃箱にタッチすれば利用可能、乗り越しや追加精算が発生した場合もチャージ残高から自動改札機でそのまま精算可能(利用区間によっては有人改札で精算が必要)などのメリットがある。, なお、これらの乗車券は、クレジットカード一体型PASMOや、PASMO以外の交通系ICカード全国相互利用サービス対象カードには搭載できない。また、購入時に定期券が搭載されているPASMO(定期券が期限切れの場合を除く)には追加で搭載できない[54][55]。PASMO新規購入と同時に乗車券を搭載することも可能な事業者もあるが、その場合はデポジット500円が乗車券の発売料金に上乗せされる。, 2020年4月現在、以下の乗車券が発売されている。発売額の記載がないものは購入内容や購入場所によって発売額が異なる。, バスにおけるPASMO(Suicaを含む。以下同様)の使用方法は、バス共通カードのものをおおむね踏襲している。, PASMO対応車両には、運賃箱にPASMO読取機(PASMOリーダー)が設置されており、これにタッチすることにより運賃分が引かれる。運賃前払い方式の車両では、乗車時に運賃箱のPASMOリーダーにタッチして運賃を支払う。運賃後払い方式の車両では、乗車口の整理券発行機の横にもPASMO読取機が設置されており、整理券を取る代わりに乗車時と降車時にPASMOをタッチし、降車時に運賃を支払う。, 運賃支払い時、運賃箱のディスプレイには、支払額と残額が表示される。バス利用特典サービス(後述)の利用時には、その利用額も表示される。, バスでのPASMOサービスは、鉄道のように2007年(平成19年)3月18日より一斉に開始されたのではなく、対応準備が順次進められ、サービス開始当初は加盟事業者の中でも対応済車両と未対応車両が混在していた。, バス共通カードなどのバスカードでは、回数券として購入額に特典額を加えた金額分の利用ができるが、PASMOではこれに相当するサービスを利用額に応じたポイント還元式の「バス利用特典サービス」(通称:「バス特」)が採用されている(参照:PASMO概要 - パスモプレスリリース)。なお、PASMO加盟事業者が導入したサービスであるが、Suicaで利用した場合もポイントがたまる[57]。Suica、PASMO以外の交通系ICカードではこのサービスは非対応である。, バス共通カードでは購入した時点で特典額が付与されるのに対し、PASMOではSFによって支払われた運賃に応じてバスポイントを加算させていき、1,000ポイントごとに「特典バスチケット」が付与され、次回のバス乗車時にそのチケットがSFに優先して差し引かれる仕組みとなっている。, 路線バスでのPASMO定期券(IC定期券)発行は、加盟事業者のうち一部の事業者で実施されている。, 2007年3月18日のサービス開始と同時に東京都交通局が対応。東京都(23区内中心)および川崎市・横浜市の均一運賃区間から普及が始まり、2011年には京王電鉄バスグループ(京王電鉄バス・京王バス東・京王バス中央・京王バス小金井・京王バス南)で、初の多区間運賃区間での金額式IC定期券が発売された。以降は多区間運賃区間でも普及が進んでいる。, 一部のバス事業者ではバス一日乗車券を購入してPASMO・Suicaに搭載できる。サービス開始以降、当初は均一運賃区間のみの事業者から普及し、2010年代には多区間運賃地域にも拡がった。都電荒川線の一日乗車券もあり、バスまたは都電の車内で発売されている。, バスIC一日乗車券では、コミュニティバスや深夜急行バスは対象外となっている場合が多い[65]。一般路線バスの深夜帯に運行される「深夜バス」の場合は、割増運賃のみがSF残高から引き落とされる[65]。, 1枚のPASMO・Suicaには、定期券と一日乗車券とを合わせて1つしか搭載できない[65]。また、すでにバス一日乗車券情報が書き込まれているPASMOで、有効期限内に別のバス一日乗車券を購入すると、前のものが上書きされて無効となるため注意が必要である[65]。, PASMOとSuicaのSF残額および利用履歴を、表示・印字することができる[67]。PASMO定期券の区間内での乗降については表示・印字できない[67]。, PASMO加盟事業者の駅の自動券売機やバス営業所などでは、Suicaも含めて直近20件までの履歴を表示・印字できる[67]。一部の鉄道事業者(後述)では直近100件までの履歴印字に対応している[67]。それ以前の利用履歴については、株式会社パスモに対し個人情報開示請求を行うことによって取得することができる[68][69]。開示請求手数料は1000円(消費税込)[69]。, 2010年(平成22年)2月以降は、東京急行電鉄や東京地下鉄の自動券売機で、PASMOに限り100件の履歴を印字することが可能[70]となった(東京地下鉄の一部の駅では100件の表示も可能)。2012年(平成24年)5月18日のインターネット履歴照会サービス(後述)終了時点では、都営地下鉄、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、東武鉄道、京成電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道、つくばエクスプレスでは、駅窓口に限り100件の履歴印字が可能であった[70]。その後は京王電鉄も自動券売機での100件の履歴印字に対応した[68]。, Suica加盟事業者の駅でも、PASMOの直近20件までの履歴を表示できる。Suicaでは履歴表示は直近20件、履歴印字は直近100件まで可能で[71]、26週間を超えた履歴は印字できない[71]。PASMOでは、カードに履歴が残っている間は何度でも再印字できる。PASMOを再発行した場合は再発行前の履歴は表示・印字できなくなる[67]。, サービス開始当初は、PASMOエリアで印字する場合はSuicaも含めてカード番号がすべて表示されていた。JRのSuicaエリアで印字する場合は個人情報保護のためカード番号の下4桁しか表示されない仕様となっている(チャージや定期券購入などの領収書も同様)。なおその後は、PASMOエリアでもカード番号の下4桁しか表示されない仕様に変更された事業者もある。, 印字時の事業者名・駅名の表示については、首都圏ICカード相互利用サービスを参照のこと。電子マネーとしての利用ではすべて「物販」と表示・印字され、店舗名は表示・印字できない[67]。, 2007年(平成19年)3月18日のサービス開始から、2012年(平成24年)3月1日までは[70][72]、PASMO定期券を含む記名PASMOの場合は、PASMO公式サイト内の「マイページ・PASMO履歴照会サービス」で3か月前までの履歴と定期券情報・バスポイントを照会できた[70][72]。Suicaにはない独自のサービスとして開始されたもので[73]、このサービスではSuicaの履歴照会はできなかった。, この「マイページ・PASMO履歴照会サービス」では、記名PASMOのカード番号と氏名・生年月日・電話番号を「マイページ会員登録」画面に入力し、任意のIDとパスワードを設定して、以降はそのIDとパスワードでログインする[70][72][74]。すなわち、それらの情報を知っていれば、誰でもアカウントが登録できてしまう仕様となっていた[70][72][74]。さらに「ID・パスワード忘れ対策」として、すでにアカウント登録しているPASMOであっても、カード番号と氏名・生年月日・電話番号さえ分かれば、マイページの登録情報を上書きしてIDとパスワードを書き換えることすら可能であった[70][72]。希望により「マイページ・PASMO履歴照会サービス」を停止することも可能となっていたが[70]、その場合は「マイページ停止センター」に平日9時半から17時の間に電話で申し込む必要があった[74]。また、このような仕様であることが利用者に十分周知されていないという問題もあった[74]。, サイバーセキュリティの専門家である高木浩光は、株式会社パスモに対し、このような仕様はセキュリティやプライバシー上の大きな問題があると強く指摘した[74][75]。高木の指摘を受けて、この件について取り上げたインプレス「Internet Watch」の記事は「(PASMOの)カード番号を他人に知られることのリスクを認識し、自身のカードをしっかり管理する必要がある」と結ばれていたが[72]、高木はそれに対し「PASMOのカード番号はクレジットカード番号とは異なるのだから、利用者に自己責任を押し付けるのではなく、事業者側が責任を持ってセキュリティ上の脆弱性を修正すべき」という趣旨の反論をしている[75]。, 高木が懸念していたのは、PASMOの利用履歴情報が利用者自身も気づかぬうちに、鉄道・バス事業者以外の第三者を含む企業のビッグデータとして収集されるという点であった[76]。また顔も知らない赤の他人が、FacebookやTwitterなどのSNSに投稿した写真や文章などを見て、PASMOのカード番号と氏名・生年月日・電話番号を知って悪用する可能性も指摘していた[74][76]。, しかし実際には、アカウント登録に必要な情報は家族など親しい者であれば容易に知りうることから[74][72]、夫婦や恋人の浮気調査に利用できるとの情報がインターネット上で広まった[72][73][77][78][79]。, PASMO協議会はこの点について、家庭内で情報を見られるという可能性は認識しており、そのために「マイページ停止センター」を設置したと述べている[70][72]。またPASMO協議会は、2012年2月下旬には実際に乗車履歴を使った「浮気調査指南」を解説するウェブサイトも「発見」したと言うが[73]、「実際に浮気調査に使われた報告や苦情は今のところありません」とも述べている[73]。, PASMO協議会と株式会社パスモは、こうしたセキュリティ上の脆弱性に対する批判を受け、「マイページ・PASMO履歴照会サービス」の仕様が個人情報漏洩につながるおそれがあるとして、2012年(平成24年)3月1日16時10分[72]よりシステムリスク調査のため同サービスを一時停止し[70]、調査の結果セキュリティが担保できないとして[70]、同年5月18日のプレスリリースで同サービスの終了を発表した[70][80][77][78]。その後はバスポイントについては、バス利用特典サービス取扱事業者の営業所にPASMOを持ち込んで確認する以外の照会方法がなくなった[70]。, その後、2020年3月18日に開始されたモバイルPASMO内においてバス利用特典サービス確認が実装され、累計バスポイントおよび特典バスチケット残高の確認が可能となった。, PASMOはサービス開始当初からSuica電子マネーとの共用がなされ、基本的にはSuicaが使える店舗でも利用可能である。利用開始日はPASMOサービス開始日と同じ2007年(平成19年)3月18日(Suica電子マネーも参照)。, 利用できる店舗や施設には、交通系ICカード全国相互利用サービスのステッカーが貼付されており[81]、サービス自体はSuica電子マネーとほぼ同様である。ただし、PASMOではSuicaのJREポイント(2017年11月27日までは、Suicaポイントクラブ)に登録できない[82]。また、Suica・PASMOは2013年(平成25年)3月23日より、Kitaca・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけんの電子マネー相互利用を行っている。PiTaPaはポストペイ方式のため電子マネーとしては相互利用できない。, PASMO加盟鉄道事業者では、サービス開始時点では小田急電鉄・京浜急行電鉄・西武鉄道・東京急行電鉄・東京地下鉄・東京都交通局・東武鉄道の7事業者が、2008年(平成20年)3月15日からは京王電鉄・京成電鉄・相模鉄道・首都圏新都市鉄道の4社を加えた11事業者が電子マネー加盟店の募集および管理業務を行っている。この開拓・管理事業者を「アクワイアラ」という。, 駅構内や周辺の売店、飲料水の自動販売機、コインロッカーなどへ展開しており、一部事業者については系列のスーパーマーケットなどの街中の店舗でも使えるケースもある。逆に東武沿線のトウブドラッグ(東武グループを離脱しマツモトキヨシグループに加盟)のように、駅構内の店舗でも楽天Edyなどの他の電子マネーが使えるのにPASMOが使えないケースもあった。, 交通機関のうち、首都圏の主なタクシー事業者では電子マネー決済の一つとしてPASMO決済を導入している。小田急交通では2011年12月7日より[83]、京王自動車では2015年12月10日より[84]、タクシー運賃の支払いにPASMO決済を導入した。, ケーブルカー・索道事業者では、京王グループの高尾登山電鉄、小田急グループの箱根ロープウェイ、筑波観光鉄道[85]では、駅での決済手段に電子マネー決済を導入しておりPASMOも利用できる。, 当地の鉄道事業者が電子マネーを導入するより以前にSuica電子マネーに対応した事例もあり、これらの店舗では相互利用でPASMOも使用できた。福岡地区のビックカメラ天神1号館・2号館、名古屋地区のイオン・マックスバリュ・ミニストップなど、イオングループが該当する。マックスバリュ中京、マックスバリュ東海運営の店舗よりマックスバリュ中部運営店舗は利用開始が遅れたが全店舗で利用可能。ピーコックストアも使用可能になった。, 鉄道利用と同様、電子マネーとして利用したときのポイントサービスはない。ただし、各事業者で独自のポイントサービスを設けている例は存在する[86]。また、2019年10月から2020年6月まで行われたキャッシュレス・消費者還元事業に参加し、対象店舗での利用時にポイントを付与したが、ただしポイント還元方法は他の電子マネーと比べて煩雑であった[87]。, 上記事業者やそのグループ企業以外の参入状況(予定を含む)は以下のとおり。記載は「企業名:開拓・管理事業者」の順。, 2011年2月に東京メトロ飯田橋駅の駅員が、PASMOの乗車履歴を悪用して女性にストーカー行為をしていたことが、翌2012年4月17日に報道された[94][95][96]。駅員は勤務中に女性の乗車履歴を不正に取得し、女性の氏名や利用駅と日付などを「2ちゃんねる」に書き込んだ[94][96]。また乗車履歴を元に女性に対して実際につきまとい行為もしていた[94][95][96]。, 東京メトロでは2011年より、自動券売機や駅事務所の端末に氏名や生年月日を入力すれば乗車履歴を検索できるシステムを導入したが[94]、同年2月に飯田橋駅に検索システムが導入された直後から駅員はこれを悪用していた[94]。, 女性は2009年頃から約2年間にわたり[94][96]、自身が経営する喫茶店の客であった駅員から、店の前で待ち伏せされたり尾行されるなどしていた[94]。そのため2011年2月に警視庁上野警察署などに被害を相談したが[94]、同署は駅員に対して口頭で警告するにとどめていた[94][96]。, 自らの乗車履歴が「2ちゃんねる」に書き込まれたことを知った女性が、2011年3月に東京メトロに対して通報し[94]、駅員の行為が同社に発覚した[94][96]。東京メトロでは通報を受けて駅員に確認したところ「興味本位でやった」と事実を認めたため[96]、同年3月に駅員を懲戒解雇した[94][96]。, 被害者女性は、2011年12月に東京メトロに対して慰謝料を求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起した[94]。しかし東京メトロはその後も報道されるまでの約1年間、事件については公表していなかった[94]。東京メトロは2012年4月17日に記者会見し「被害に遭った女性に申し訳ない。再発防止策を徹底する」と謝罪した[94]。, なお、PASMOのセキュリティ・プライバシー上の問題については、「#インターネット履歴照会サービスのセキュリティ問題」の節も参照。, また東京メトロでは、ストーカー事件が報道された同年の2011年9月3日、有楽町線池袋駅の駅員が乗客のPASMOをすり替えて残高を横領する事件も起きた[97][98]。駅員は拾得したPASMOを遺失物として届けずにすり替え目的のため持ち帰り[97]、同年9月7日に池袋駅の改札窓口で乗客から記録確認のため預かったPASMOが、オートチャージ機能付きで残高が多かったため拾得したPASMOとすり替えた[97]。その後9月24日までの間に、改札での入場と駅係員操作機での強制出場処理を繰り返してオートチャージし、46,705円を不正利用した[97]。うち45,480円は乗車券を購入した上で払い戻し処理をして現金化し[97]、残りの1,225円は物品購入に使っていた[97]。クレジットカード会社から身に覚えのない請求があったと乗客から指摘されたことで、駅員の不正行為が発覚した[97][98]。, 東京メトロではこの事件を受け再発防止策として、全駅職員へのコンプライアンス教育を徹底するとともに、駅係員操作機を使用した不正処理防止のため、強制出場処理が行われた回数を確認できるよう機器の改修を行うこと、乗車券類の払い戻し処理を行う際は担当者が押印して責任を明確にすることを挙げて謝罪した[97]。, しかし東京メトロでは、2014年にも同様の手口によるPASMOすり替え事件が再発している[98][99]。同年3月27日に丸ノ内線四ツ谷駅などに勤務する駅員が、四ツ谷駅と四谷三丁目駅の改札窓口で記録確認のため預かった乗客の無記名PASMOを、自分が持っていた残高数百円の無記名PASMOとすり替え、四ツ谷駅で1,310円[98]、四谷三丁目駅で4,699円を着服していた[99]。, 四谷三丁目駅でPASMOをすり替えられた乗客が、他の駅で精算した際に残高が大幅に減っていることに気づき、同年4月15日に四谷三丁目駅の窓口で「端末での操作ミスではないか」と問い合わせた[98][99]。別の駅員が履歴を調べたところ、その乗客が行った覚えのない駅の乗車履歴が残っており、別人のPASMOにすり替えられていたことが発覚した[98]。当該駅員に確認すると「自分のものとすり替えた」と認め、さらにその乗車履歴から、四ツ谷駅ですり替えて残高を着服したPASMOを、さらに四谷三丁目駅の乗客のPASMOとすり替えていたことも判明した[98]。, 駅員はパチンコや競馬などギャンブルなどで借金を抱えており「残高の多い無記名PASMOを狙った」と述べ、着服した残高は飲料や漫画雑誌などの購入に使ったという[99]。またこの駅員は、会社から支給された通勤定期券代65,000円も生活費に流用して定期券を購入せず、無記名PASMOを購入して3,000円をチャージしたが、その残高がなくなると乗客のPASMOとすり替えを行うようになったと述べた[99]。さらに通勤に利用していたPASMOは、勤務する四ツ谷駅などの改札窓口で乗車記録の取り消し処理を行い、約3,000円分の不正乗車をしていたことも判明した[99]。, こうした不祥事が相次いだことで、PASMOを利用する乗客からは、東京メトロに対する批判の声も上がった[99]。, 2009年4月13日、相模鉄道いずみ野線緑園都市駅の駅員が、拾得物として乗客から届けられたPASMOを着服し、同駅の自動券売機で払い戻し処理を行い現金化して横領する事件が発生した[100][101]。, PASMO定期券を紛失した乗客(同時にSuica定期券、バス共通カードも紛失)が、相鉄本線横浜駅で再発行手続を申し出たところ、Suica定期券は再発行登録できたが、PASMO定期券についてはすでに払い戻し処理済として再発行手続きができない状態となっていた[100][101]。このため同社営業部営業課で調査した結果、緑園都市駅で払い戻し処理が行われた記録が残っており、同駅の防犯カメラに駅員が自動券売機で払い戻し処理を行っている様子が映っていた[100][101]。当該駅員に確認したところ着服の事実を認めたため事件が発覚した。なお駅員は、バス共通カードの残高も払い戻した上で現金化し横領していた[100][101]。, 同年4月15日、同社はPASMO定期券を紛失した乗客に対し謝罪するとともに、PASMO定期券の再発行を行った[100][101]。また翌16日に相模鉄道公式サイトでプレスリリース「【お詫び】緑園都市駅係員による遺失物の着服について[100][101]」を掲載し、事件について公表した[100][101]。プレスリリースでは「現在、当該社員の処分の手続きを進めており、厳正な処分を行う予定」とした上で[100][101]、再発防止策として「拾得定期券の取り扱いおよび遺失物管理体制を再確認し、取り扱いの厳正を徹底するとともに、社員の再教育を行います」と述べた[100][101]。, しかし相模鉄道ではその後も、2016年に駅員による拾得物のPASMOの着服・横領事件が再発している[102][103]。同年2月12日、同社は二俣川駅でも事件が発生していたことを発表した[102][103]。, 相模鉄道・相鉄バスでは、遺失物は翌営業日に二俣川駅構内の「お忘れ物センター[104]」に集約されることになっている[104][105]。同センターには駅員とは別に係員がいたが、係員の食事休憩などの際には、駅員が交代要員として同センターに出入りしていた[102]。, 同年2月6日、二俣川駅の駅員が「お忘れ物センター」に保管されていた無記名PASMOを、同駅改札口の払い戻し機で払い戻し処理を行い、1,752円を着服した[102]。遺失物検索システムには架空の人名を入力して返還済と登録し、さらに遺失物返却時に受取人名などを記載する帳票を破棄して隠蔽していた[102]。その後、定期入れを落とした乗客から「お忘れ物センター」に届け出があったため調査したところ、すでに払い戻し処理がされていたため駅員の行為が発覚した[102][103]。, 当該駅員に確認したところ事実を認め、「換金したPASMOや定期入れは捨てた。(同様の手口で)他にも着服した」[102]と述べた上で、「業務中に乗客から罵声を浴びせられ、むしゃくしゃしてやった」[102][103]などと釈明した[102][103]。なお駅員が「罵声を浴びせた」と述べた乗客は(それ自体が事実かどうかは別として)、定期入れを落とした乗客や善意で拾得物を届けた乗客とは、当然全く無関係である。, この駅員による拾得物のPASMO横領の被害は数十件にのぼるとみられており[102][103]、相模鉄道は駅員に対し「厳正に処分する」とした上で、神奈川県警察に業務上横領罪容疑で刑事告訴する予定と述べた[102][103]。, 2017年には京成電鉄でも拾得物のPASMOの着服事件があり[106][107]、同年11月1日に京成本線京成大久保駅の助役が[106][107]、同駅の自動券売機付近に落ちていたとして乗客から届けられたPASMOを受け取った後、駅窓口の機器を操作して記名PASMOの登録氏名と生年月日を架空のものに書き換え、残高3,460円分の乗車券を購入した上で、払い戻し処理をして現金化し着服していた[106][107]。, 同日中にPASMOを落とした乗客から再発行の申請があったが、登録情報に該当するPASMOが存在しない状態となっていたため調査したところ、拾得物として届けられた記名PASMOの情報が書き換えられていたことが発覚した[106][107]。助役は事実を認め「魔が差した。生活費の一部にあてた」と述べた[106]。京成電鉄は乗客に謝罪し、同年11月16日付で助役を懲戒解雇するとともに[106][107]、翌17日にプレスリリース「【お詫び】当社元社員(駅職員)による遺失物の着服について[107]」を発表した[107]。また千葉県警習志野警察署への被害届提出も検討するとしている[106]。, 駅係員によるPASMO着服事件は後を絶たず、東急電鉄渋谷駅では同2017年10月16日までに3件(7,000円)[108]、横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅では同2017年12月7日までに5件(10,874円)[109]、小田急電鉄祖師ヶ谷大蔵駅では2019年12月27日から2020年7月26日にかけて、無記名PASMO12件を含む15件(115,643円)[110][111][112]の着服が判明している。, 逆にSuicaと相互利用可能なPASMO以外の他カードについては記載されていない。, 2015年12月7日サービス開始 「山梨交通バスでPASMO使えます!」(山梨交通).